剣道のおもな技の紹介
しかけ技編
応じ技は相手の打突を無効にして反撃に出る技である。
主なものに次の4つがある。

しかけ技は、相手が打突する前に積極的に攻めて打突する
技である。主なものに次の6つがある。

応じ技編
1.すり上げ技−−−相手が打突してくる竹刀を「すりあげ」ることにより
             無効にし、ただちに反撃する技。
        小手すり上げ(引き)面、面すり上げ(引き)面、面すり上げ小手、 など

2. 返し技−−−相手の打突してくる竹刀を受け、またはすりあげるようにして
            応じ、応じた反対側に竹刀を返し、返す力を利用して打つ技。
        面返し(左)胴、 小手返し面、 胴返し面、 突き返し面(胴)、など 

3. 打ち落とし(切り落とし)技−−−相手の打突してくる竹刀を体のさばきとともに
            打ち落とすことによって無効にし、ただちに反撃にでる技。
        (相手の攻めを)打ち落とし面、 小手打ち落とし面、 胴打ち落とし引き面
        引き胴打ち落とし面、 面打ち落とし面
、 など

4. 抜き技−−−相手の打突してくる竹刀を「体さばき」や「竹刀さばき」によって空を
           打たせ(抜き)、相手の体や技のつきたところを打つ技。
        小手抜き面、 面抜き胴、 面抜き面、面抜き引き面(あまし面とも言う)
        面抜き引き小手、突き抜き面(胴)


  その他   相小手ー面  相手の打ってきた小手(面)を相打ちにすることで無効(相殺)
          相面−面   にし、すかさず面を打つ技 



     (註1) この文面は栃木県剣道連盟の「剣道学科問題集」を参考にしました。

     (註2) これらの技はほんの一例です。片手技、対上段技、などは省略
          消えつつある技(折敷技など)もありますし、今後新しくできる技も
          あるかもしれません。
1. 払い技−−−相手の竹刀を払い、すかさず打突する技。
        払い面、払い小手など

2. 連続技−−− 2つ、3つと連続して打突する技
        小手−面、 小手−胴、 面−(左)胴、 小手−胴、 面−面
        面−小手、 突き−小手、 突き−面 
        小手−面−胴、 面−小手−面、 突き−小手−面
など

3. 出端(でばな)技−−−相手の打突の起こりをとらえて打突する技
          出小手、 出端面、 出端突き
        (ややちがうカモ?) さし面、飛び込み面、飛び込み(左)胴など

4. かつぎ技−−−竹刀を左肩に担ぐようにして打つ技
             (試合開始直後や試合が硬直したときなど相手の意表を
             つく技として有効。)
           かつぎ面、かつぎ胴、かつぎ小手

5. 引き技−−−つば競り合い、体当たり、打突後のすれ違いなどから
            後退して打つ技。
        引き面、 引き小手、 引き胴 

6. 巻き技−−−相手の竹刀を巻き上げたり、巻き落としたりしながら
            打ち間に入り打つ技。
        巻き落とし面、 巻き上げ胴、 など

その他  フェイント技−−−立会いの構えからフェイントをかけてから打つ技。
                   (「攻め」が利いてないと通用しない)
            面フェイント小手、 面フェイント(左)胴、
            突きフェイント面、 突きフェイント小手
、 

   多彩な技が使えるということは、勝利への近道!
ぜひ、技を研究して得意技のレパートリーを増やして下さい。